AWSならではのディザスタリカバリー運用

この記事では、万が一のことがあった場合に備えたクラウドならではのディザスタリカバ...

AWSならではのディザスタリカバリー運用

この記事では、万が一のことがあった場合に備えたクラウドならではのディザスタリカバリについて、AWSの基本的なサービスであるEC2やRDSを対象として紹介します。

オンプレミス環境でディザスタリカバリー対策をする場合

システム運用において、万が一のことに備えた対策をすることはとても重要です。オンプレミスの場合、こういったDR対策をするとなると以下のようなステップが必要となります。

  1. システムが本番稼働しているデータセンターとは地理的に離れた予備のデータセンターを契約
  2. 予備のハードウェアを購入し、予備のデータセンターに設置
  3. 本番環境のデータセンターから予備のデータセンターへデータ転送

万が一のことがあった場合は予備のデータセンターで稼働しているハードウェアをすべて稼働させ、本番環境から切り替えます。こういった構成をとった場合、予備のデータセンター、ハードウェアなどのコストが倍かかってきます(電気代などは除く)。

AWSでディザスターリカバリー対策をする場合

AWSの場合、リージョンと呼ばれるロケーションの単位があります。東京、バージニア、 カナダ、ロンドンなどのリージョンが存在し、万が一リージョン単位で障害があった場合にも事前に準備をしておけば他のリージョンでシステムを復旧することも可能となります。また、AWSは利用した分だけ請求される従量課金モデルが採用されております。そのため、設計にもよりますが本番として稼働するリージョン以外の費用は最小限に抑えることができるでしょう。
それではディザスターリカバリー対策をする場合、どのような準備が考えられるでしょう。本番環境のリージョンに万が一のことがあった場合に本番環境からデータを取得できないとすると、復旧に必要なデータは事前に退避させておく必要があります。AWSにはAMI、EBSボリュームのスナップショット、RDSのDBスナップショットをリージョンに別のリージョンにコピーする機能が提供されています。 マネジメントコンソールからもコピーすることは可能ですし、コピー処理を自動化したいといった要望がある場合はAPIなどを使って転送することも可能です。また、AWS Backupなどでもコピーすることが可能です。AWSの経験がある方が複数名いるケースではこれらの技術で事前準備をすることが考えられます。

おすすめの解決方法

Cloud Automatorの運用ジョブを使っていただくと、AMI、EBSスナップショット、DBスナップショットを簡単に別のリージョンへコピーできます。Cloud Automatorはブラウザから操作してノンプログラミングでジョブが作成できます。
以下の導入事例はCloud Automatorを使って運用を自動化されているお客様です。こちらも合わせて御覧ください。


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